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多分アスペルガー特性の父親

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アスペルガーとは

それに関する本とかも、そこそこ読んだと思う。
調べれば調べるほど、当てはまる父親。
「アスペルガー」について、どうこう言いたいのではない。それ自体、人間がカテゴリー分けしたものであることも分かった上で、そのカテゴリーに父親は完全に当てはまるというのが事実なだけだ。

どう考えても『普通』ではないと思う

自分がやりたいことを、やりたいようにやる。
人の話なんか聞いていない。
さらにそれを間違っていると思ってすらいない。
人と人同士の会話が成り立たない。
心と心のやりとりみたいなのは皆無、というよりそれ以前の問題。
一方通行。
自分中心。
自分のことしか考えていない。絶対に。じゃないとそんなことできるはずがない。

いわゆる普通の、一般的な会話とか、相談とか、そういうものができる人間ではない。
物心ついたときからずっと、その異常さには気づいていて、そもそももうこの人間に何かを期待する事すらできる状況ではなかった。それでもやっぱり、小さい時にはそれなりに「お父さん」だとは思っていたけど。
もう、こいつにまともな何かを期待する事の方が間違っているというのはずっと分かっていた。

テストを受けたりとか、そんなことをする時代でもなかったし、今更そんなことしてももうどうでもいいのでする事もないから実際のところどうなのかははっきり分からないけど、事実、あいつはおかしいという事はみんな分かっている。
今はもう正直診断とかそういう事はどうでもいい。どうにかしようとも思わない。思ったところでどうしようもないし。
こちらの気持ちを思い知らせてやりたい気持ちももうほぼなくなった。

でも、普通の親と普通の話をしたかったという思いは一生残る。
私には、生まれた時から、いや、生まれる前から、世間一般でいうところの、普通に自分の事を考えてくれるような父親というものはいなかったと解釈している。

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