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小さいころの記憶-褒められたことはほぼない

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何をしても褒められない

小さい頃から、褒められるということがなかった。
よいことをするのは当然、できるのも当然、よくないことをするのはあり得ない、そんなかんじだった。
「すごいね!!」「頑張ったね!!」と言われる事はほとんどなかった。

せいぜい、「まぁよかったんじゃないの。」と言われるぐらいがいいところ。

けなされる事は当たり前。いつもの事。
なんで母親である人間にそこまでの事を言われないといけなかったのだろうか。

あぁ、自分は褒められたことがない、と気づく

「自分は褒められなかった」ことに気づくのも遅かったと思う。
褒められない事がが当たり前だったから。
ただただ不満というか、満たされない気持ちをずっと抱えて生きてきてしまったのだと思う。

褒められずに生きてくると、褒められる事に疑いを持つようになる

もちろん、母親以外の人に、褒められる事もある。だけど、そうなってくると今度は、私の事を褒めるなんて、そんなの嘘だ、という気持ちになってしまう。
身近な人間にずっと褒められずに生きてきたのに、誰かに褒められてもそれを信じることなんかできないので、この人は何を言っているんだろう、と思ってしまう。

素直に喜べない。
「自分なんか」という気持ちが大きい。
いいことをしても褒められず、よくないことをしたときだけ怒られる、という中で過ごしてきて、自己肯定感というものが高くなるはずがない。

素直に喜んで、素直に泣いて、そんな事ができていたらどんな気持ちだっただろうか。

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