目次
生きづらさ
小さい頃からずっと、生きづらいなぁって思っていた。なんで自分は毎日毎日こんなに苦しいんだろうと。
生きていくのがつらい、と、ずっと思っていた。
それはもちろん、嫌な事があるから、というのもあるけれど、そういう短期的な事ではなく、根本的に自分の中にあるものだとなんとなくそれも分かっていた。もちろん子どものころ、それをそこまではっきりした言葉にはできていなかったけど。
幸せそうに生きている人にあって、自分のような人間にないものが絶対に存在する。
自己肯定感というもの
私にはそんなものはない。褒められもせず、ただただ貶され続けた子どもは、当たり前だけど自分の事なんか大嫌いだし、自分を肯定する要素なんかあるはずもない。
自分はどれだけだめなのか、どれほど醜いのか、それは痛いほどよくわかっている。
ただ、変なプライドみたいなものだけは存在するのだ。そういう風に育てられたから。
貶すのなら、「できるのが当たり前」みたいな設定もやめてほしかった。
自分には違う世界があったのだろうか
もし、褒められていたら、貶されていなかったら、違う感覚があったのだろうか。
幸せに過ごす毎日、もちろん、大変なことがないわけはないけれど、それでも、自分の事を好きで、自分の事を肯定できて、自分は周りに受け入れてもらう事ができるんだと思えたら、ここまでの苦しさはなかったのではないだろうか。
…と、ここまで考えてやっぱりハッとする。
人のせいにするのもよくないなぁと。
結局戻ってきてしまう。